今回のリフォームで新しく家の主となったのは娘様ご夫妻。娘様の祖母の家だった住まいは、父にとっては生まれ育った思い出の自宅。住み手がいなくなってしまうのは惜しいので、娘様ご夫妻のためにリフォームを決意されました。
『娘のために、娘が住みやすいように』と考え、どうリフォームするのかは娘様の希望を最優先にしつつも、所々で思い出を残したリフォームになりました。
ポイントとなったのは、生活動線。娘様ご夫妻が生活しやすくするために洗濯機からデッキに干すまでの動線を一新。一方で、20年前に別会社でリフォームされた扉や窓枠は当時のものを残し、色味を合わせた床材や収納扉を選ぶことで違和感のない空間にしました。
キッチンやお風呂などは最新の設備を採用し、日常生活をよりスムーズに過ごせるよう、令和のライフスタイルにあわせたリフォームをされました。また、お庭のデッキや和室にもこだわりが詰まっています。特に和室は、古きものを活かしつつ、動線にも配慮しながら最後まで悩まれた場所で、『今回のリフォームのテーマが凝縮した箇所』とのことでした。
思い出のご自宅を娘様の新しい住まいに
娘様のこだわりは、最新のキッチンとお風呂場。リクシル社のユニットバスとシステムキッチンを導入したホテルライクなリフォームをご希望でした。
今回のリフォームは、導入したい設備が決まっている状態からのスタート。
決まった予算があるものの、ご希望のリフォームを全て行うには予算オーバー。そこで、どのようにご希望の設備を導入しつつ、費用を可能な限り抑え、ご納得いただけるかが受注の決め手でした。何社かの比較になりましたが、お客様に寄り添った弊社のご提案に喜んでいただきました。娘様の喜ぶ顔と、実際に完成した新しい住まいにご両親も納得のご様子。完成後にご両親をお招きし、こだわりのお風呂時間を共有され、お父様もご満悦だったとのこと。
お父様の思い出も所々で今なお息づき、今は亡き祖父母の思い出の家を娘様がこれからも守りながら、3代に及ぶご家族のストーリーを、これからも末長く見守ってくれることでしょう。